相談事例

一宮の方より相続税申告についてのご相談

2022年03月01日

Q:相続税申告の準備が期限内に終わらないかもしれません。税理士の先生のお力を貸していただけませんでしょうか。(一宮)

私は一宮に住んでいる40代女性です。妹が1人いますが、彼女は現在一宮から離れて暮らしています。一宮にある実家では父と私が二人で暮らしていたのですが、半年ほど前、父が一宮市内の病院で亡くなりました。

戸籍収集をし、私と妹が父の相続人にあたることは判明していますが、実は父には前妻との間にも子がおりまして、法律上、前妻の子も相続人にあたるようです。
父は遺言書を残していなかったので、相続人である私たち姉妹と前妻の子とで遺産分割協議をする必要があるのですが、父の前妻の子には会ったこともないうえ、連絡先すら知りませんでした。最近になってようやく連絡がつきましたが、遺産相続の話し合いには消極的で、いまだに遺産分割協議にうつることができません。

父の財産を調査したところ、一宮市内の複数の土地と預貯金があり、相続税申告が必要なラインであることがわかっています。しかしながら、父の前妻の子との話し合いがスムーズにいかないため、相続税の期限までに遺産分割がまとまらない恐れがあります。相続税申告の期限に間に合わないかもしれないときはどうしたらよいのでしょうか?相続税申告に詳しい税理士の先生にお伺いさせていただきたく思います。(一宮)

A:遺産分割がまとまらない場合でも、期限内に相続税申告を行う必要があります。法定相続分で仮定した相続税申告をしておきましょう。

この度は、一宮相続遺言相談センターにご相談いただき誠にありがとうございます。

相続税申告・納税の期限は、被相続人が亡くなったことを知った日の翌日から10か月以内と定められております。特殊な場合を除き、相続税申告の期限延長は認められません。
そのため、遺産分割がまとまっていない場合であっても、いったん民法に規定されている法定相続分で課税価格を未分割のまま計算し、期限内に相続税申告と納税を行う方法があります。

その後遺産分割がまとまり、実際の相続税額が当初の相続税申告額よりも多ければ差額を納税し、反対に、当初の相続税申告額よりも少ない場合は差額を還付してもらう手続きを行います。

しかしながら、このような方法で申告をすることにはデメリットがあります。遺産分割を済ませずに相続税申告をした場合、原則として「小規模宅地等の特例」や「配偶者控除」などといった、申告しなければ適用されない控除を受けることができません。
※ただし、相続税申告書に「申告期限後3年以内の分割見込書」を添付することで、「申告期限後3年以内に分割された場合」等、一定の要件を充たした場合には「小規模宅地等の特例」や「配偶者控除」などの適用が認められることもあります。

一番やってはいけないのは、相続税申告の対象となるにもかかわらず、何らの手続きも行わないまま放置してしまうことです。1日でも申告が遅れた場合、ペナルティとして追徴課税(「延滞税」や「無申告加算税」など)が課せられてしまいます。

一宮近郊にお住まいで、相続税申告が必要であるにもかかわらず、「相続税申告の期限に間に合わないのでは…」と焦りを感じておられる方は、手遅れになる前に、一宮相続遺言相談センターに一度ご相談ください。相続税申告の知識や経験の豊富な税理士が、一宮にお住まいの皆様のお困りごとに寄り添い、最適な相続税申告の手続きのお手伝いをさせていただきます。
一宮近郊で相続税申告の実績が多い一宮相続遺言相談センターでは、相続税申告に関してお悩みの一宮の皆様のお役に立てるよう、初回のご相談は無料とさせていただいております。相続税申告についてわからないことやご不安なことがあれば、まずはお気軽にお電話くださいませ。スタッフ一同、一宮の皆様のお越しをお待ち申し上げております。

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