相談事例

テーマ | 一宮相続遺言相談センター - Part 12

一宮の方より相続税に関するご相談

2023年07月03日

Q:税理士の先生に質問です。亡くなった父から生前に贈与された財産は相続税の対象になりますか?(一宮)

税理士の先生にお伺いします。先日、一宮に住む父が亡くなりました。実子である私と私の子供は父から贈与をうけていました。贈与は年間110万円を超えない額を受け取っていたため贈与税の納付はしていません。贈与を受けていた期間は10年間です。この場合、今回の父の相続で贈与分はどのように扱われるのでしょうか。相続人は私と母の2人です。(一宮)

A:亡くなる3年前までの贈与分は相続税の計算に含めて算出します。

お父様の生前に受けていた贈与分について、相続税の計算上どのような扱いになるのか確認していきましょう。

今回の相続において財産を取得した人が、「相続が開始された日から3年前までの贈与された分」については相続税の課税価格に含めて計算します。下記に当てはまる人が被相続人から贈与を受けていた場合には贈与分を相続税の課税価格に含めて計算する必要がありますのでご確認ください。

  • 財産を取得した相続人
  • 受遺者
  • 生命保険金などのみなし相続財産を取得した人
  • 相続時精算課税制度の適用者

ご相談者様は今回のお父様の相続で相続人となりますので、お父様が亡くなる前の3年間でうけていた贈与分は課税価格に含めて計算をすることになります。ご相談者様のお子様が被相続人から受け取っていた贈与分については、生命保険などを受け取っているかどうかによりますので確認しましょう。

このように、相続税の課税価格の計算を行う上では制度を把握している必要があります。知識がない状態で計算を行い、本来申告しなければならない納税額より少なく申告してしまった場合にはペナルティを受けてしまう可能性もあります。また、課税価格に含める必要がなくなる贈与税の特例等もありますので、知識がなく、ご自身で相続税の申告を行うのが困難な方は相続税申告に特化した専門家に依頼することで、本来納付する必要のない税金が発生するのを防ぐことができます。相続税申告はこういった制度の適用や計算が複雑で、ご自身で行うのが難しい上に、相続税の申告期限もありますので注意が必要です。

一宮で相続税申告に関するご相談ならお気軽に一宮相続遺言相談センターにお問い合わせください。一宮相続遺言相談センターは相続税申告の実績が豊富な税理士が一宮の皆様の相続税申告を丁寧にサポートいたします。

初回のご相談は完全に無料でお伺いしております。一宮で相続税申告のご相談ならぜひ一宮相続遺言相談センターにお任せください。

一宮の方より相続税申告に関するご相談

2023年06月02日

Q:税理士の先生にご相談があります。相続税申告の期限に間に合わない場合、延長できると知りましたが可能ですか。(一宮)

初めてご相談します。私は東京に住んでいますが、実家は一宮です。父は現在名古屋の施設にいるため一宮の実家には母が1人で住んでいます。先日、母が施設に面談に行った際の父の様子ですが、あまり長くはないだろうと言っていました。父の死後について考えるのは縁起が悪いこととわかってはいますが、現実としてはある程度の心構えや準備が必要ではないかと思い、今回特に相続税申告について調べています。父の相続人となるのは家族である母と私と妹の4人になるかと思います。母に聞いたところ父は自宅と数千万の預貯金、土地を所有しているそうなので相続税申告が必要になるかと思います。人は亡くなると様々な手続きを行なわなければならないと耳にしましたが、相続税申告の期限内に納税までを終らせられなかった場合は延長などができるのか教えてください。

 A:相続税申告の期限延長ができるのは非常に稀なケースとなるため、間に合うように進めましょう。

ご相談者様はご存じでいらっしゃいますが、相続税申告には期限があります。どんな理由があっても「被相続人が亡くなったことを知った日の翌日から10カ月以内」に納税までを済ませなければなりません。相続税申告の期限延長は出来ないわけではありませんが、基本的には出来ないと考えるのが賢明です。期限延長が認められるのは、相続人の認知等を理由に相続人に異動が生じたり、遺贈の放棄があったりした場合などといった特殊なケースに限られます。
したがって、遺産分割がまとまらないとか、準備が間に合わないといった個人的な理由では到底認められません。ただし、実際問題として相続人個人の事情や仕事などがありますから、相続税申告に間に合いそうもないといった場合の対処法もあります。もし、
遺産分割がまとまっていないという場合には、法定相続分で受け取ったと仮定して未分割のまま計算した相続税額を期限内に申告納税します。その際「小規模宅地等の特例」や「配偶者の税額軽減の特例」の適用はできませんが、「申告期限後3年以内の分割見込書」を提出しておけば後日適用することが可能です。適用を受けたことで納税額が不足していた場合には修正申告を行い、納めすぎていた場合には更正の請求をおこないます。

一宮相続遺言相談センターは、相続税申告の専門家として、一宮エリアの皆様をはじめ、一宮周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。
一宮相続遺言相談センター
では、ご依頼いただいた皆様の相続税申告について、一宮の地域事情に詳しい税理士が親身になってサポートさせていただきます。まずは一宮相続遺言相談センターの初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。一宮相続遺言相談センターのスタッフ一同、一宮の皆様、ならびに一宮で相続税申告ができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。

一宮の方より相続税に関するご相談

2023年06月02日

Q:相続税の計算における自宅の評価は素人でもできるものなのか税理士に伺います。(一宮)

初めてご相談します。先日一宮に住む父が亡くなって、現在は各種手続きや葬儀を終えたところです。これから相続手続きを行うので最近は遺産について調べています。先日行った遺産調査の結果、父の遺産は一宮の実家(一戸建て)と、預貯金が数千万円という感じでした。実家の評価の仕方が分からないため何とも言えませんが、父名義の自宅と預貯金の総額から相続税の申告が必要になった場合に備え、少しずつ相続税について調べています。ちなみに相続人は、母と私の2人だと思います。参考程度で構いませんので実家の評価方法について教えてください。また、相続税を計算するうえで不可欠な不動産評価は素人でもできるものでしょうか。(一宮)

A:相続税における不動産評価は、法律により定められている方法によっておこなうため、専門知識が必要となります。

被相続人の財産の中にご自宅などの不動産が含まれているという方は少なくないにもかかわらず、不動産の評価方法は非常に困難です。不動産の評価は、預貯金のようにそのままの金額で評価をする事が出来ないため、法律により定められている方法によって評価しなければなりません
不動産の場合は土地と建物に分けて評価します。相続税における土地の評価方法は、路線価方式と倍率方式の2種類あります。

【土地の評価】路線価が設けられている地域の土地は路線価に基づいて評価します。路線価とは、その道路に面する土地1㎡あたりの土地の時価のことで、路線価については国税庁のホームページで確認できます。路線価により計算された評価額に、その土地の形状や面積、周辺の環境などを考慮して評価額を下げ、実際の納税額を減らしていきます。なお全ての土地に路線価が定められているわけではないため、路線価の定めのない地域では倍率方式を用いて計算します。倍率方式では、対象地域の一定倍率をその土地の固定資産税評価額に乗じて計算をします。

【建物の評価】
毎年5月頃に届く固定資産税納税通知書に記載されている固定資産税評価額が評価額となります。固定資産税納税通知書は各市町村によってその様式はそれぞれですが、「価格」と記載されている部分が固定資産税評価額となります。課税標準額とは異なりますのでご注意ください。

なお、路線価、倍率方式のどちらも適切な評価を算出するためには非常に多くの専門的な知識を要します。相続税申告納税の中でもとくに不動産評価が必要になった一宮の方は、早急に相続税を専門とする税理士へご相談ください。

一宮相続遺言相談センターは、相続税申告の専門家として、一宮エリアの皆様をはじめ、一宮周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。
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