2022年08月18日
Q:父の遺品整理をしていたら現金が見つかった。相続税申告の対象になるのか税理士に聞きたい。(一宮)
先月、一宮の実家に住む父が亡くなったので、遺品整理をしていたらクローゼットの奥に紙袋があり、中にはいわゆる“タンス預金”が入っていました。かなりの金額がありそうなので、相続税申告の際に申告しなければいけないのかと不安になり税理士に問い合わせました。まだ財産調査は済んでいませんが、父の遺産には自宅と不動産が一つあったと思います。もしこのタンス預金が申告の対象となる場合、相続税の申告が必要になる可能性があります。(一宮)
A:保管場所がどこであろうと被相続人の財産は、全て相続税の課税対象です。
相続税の申告は“申告納税制度”といって、相続人ご自身で被相続人の遺産が相続税の対象かどうか確認を行ったうえで遺産の総額を計算し、申告納税しなければなりません。タンス預金など、手もとにある現金はどこに保管してあろうがすべて相続税の課税対象です。
なお、タンス預金をしている方に多いのですが、一か所に限らず様々な場所に分散して現金を保管している可能性があります。今後も引き続き注意して遺品整理を行って下さい。見つかった現金はすべて相続税の申告対象となりますので、集計しておきましょう。
なお、タンス預金は、銀行のように通帳があるわけではありませんので明確な金額を証明する必要はありません。相続人が遺品整理で見つけた現金のみ計算し申告すれば大丈夫です。
見つかった現金を申告せずに保管したままにすることは絶対にやめて下さい。タンス預金の存在を税務署に隠す行為はしてはいけません。税務署は被相続人の生前の所得金額を把握しており、銀行口座残高に不自然な動きがあった場合などは被相続人のみならず家族に対しても調査を行います。
税務署はそれぞれが契約している銀行や証券会社へ照会をかけ、残高証明や口座の出入金をチェックして金融資産を調べます。したがって被相続人のタンス預金を家族の預金口座に預け替えたとしても、調査によって明るみに出ることになり、調査結果次第では重加算税や延滞税など多額の税金が課税される恐れがあるため注意が必要です。
一宮相続遺言相談センターは、相続税申告の専門家として、一宮エリアの皆様をはじめ、一宮周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。
一宮相続遺言相談センターでは、ご依頼いただいた皆様の相続税申告について、一宮の地域事情に詳しい税理士が親身になってサポートさせていただきます。まずは一宮相続遺言相談センターの初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。一宮相続遺言相談センターのスタッフ一同、一宮の皆様、ならびに一宮で相続税申告ができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。
2022年08月02日
Q:税理士の先生に伺います。生前贈与された財産は相続税の計算上、どのような扱いになりますか?(一宮)
一宮の実家に住んでいた父が亡くなりました。相続人は私と母の2人です。相続税の課税価格の計算について税理士の先生に伺いたいのですが、私と私の子どもは父から年間110万以内の贈与を10年間うけていました。贈与税の申告・納付はしていません。生前の父から受け取っていた贈与分については相続税の課税価格の計算をする際、どのような扱いになるのでしょうか。何か申告は必要ですか?(一宮)
A:お父様(被相続人)が亡くなる3年前までの贈与分は相続税の課税価格に含めます。
今回の相続において、ご相談者様(相続人)とご相談者様のお子様が受けていた贈与分は以下のように扱われます。
相続が開始した日から3年前までの贈与分は相続税の課税価格に含めて計算し、申告します。尚、申告の対象となる人は下記となります。
- 財産を取得した相続人
- みなし相続財産(生命保険金など)を取得した人
- 受遺者
- 相続時精算課税制度の適用者
生前贈与を受けており、上記に当てはまる人がいる場合には被相続人が亡くなる3年前までの贈与分を相続税の計算に含めて計算します。
今回の相続でお父様がお亡くなりになられた3年前までのご相談者様が受け取った生前贈与分については相続税の計算に含めて計算します。ご相談者様のお子様が受け取っていた贈与分についてはみなし相続財産(生命保険など)の取得があるかどうかで扱いが変わってきますので確認が必要です。
尚、相続税の計算に含める必要がない贈与税の特例もある為、特例の適用の有無も確認しましょう。
このように相続税の課税価格の計算では対象になる人の判別や特例などの制度について理解した上で行う必要があります。相続税申告における知識がなくいい加減に申告して、申告するべき課税価格より少なく申告してしまうと、後々ペナルティをうけるといった事態になりかねませんので、注意しましょう。
被相続人から生前贈与をうけていたというように、相続税の課税価格の対象になるかご自身で判断がつかないという場合には、まずは相続税申告の専門家にご相談されることをお勧めいたします。一宮で相続税申告に関するご相談なら、一宮相続遺言相談センターにお気軽にお問い合わせください。当センターの実績豊富な税理士が一宮で相続税についてお困りの方を丁寧にサポートさせていただきます。初回は完全無料にてご相談をお伺いしておりますので、お気軽にお越ください。
2022年07月01日
Q:税理士事務所に相続税申告の相談に伺う前に、予備知識として自宅の評価方法を教えて下さい。(一宮)
入院中の父が亡くなりそうです。父の相続では相続税申告が必要になるかもしれないため、税理士事務所に伺う前に税理士の先生に聞いておきたいことがあります。相続人は母と私になるかと思います。父の相続財産は、一宮の実家(一戸建て)と、一宮郊外に土地があるようです。その土地に建物が建っているかどうかはまだ分かりません。加えて預貯金が2000万円程度あります。実家と一宮郊外の土地にどのくらいの値が付くのか見当もつかないため、相続税申告が必要かどうか、現段階では分かりません。そもそも不動産の評価方法はどうやっているんですか。相続税申告には期限があるようなので、先にある程度、相続税申告に関する知識を入れてから相続税申告の手続きに臨みたいと思っています。(一宮)
A:相続税申告は、豊富な知識と経験が最終的な減額へ繋がります。
不動産は預貯金のようにすぐに遺産分割をすることはできません。相続財産にご自宅などの不動産が含まれる場合は不動産を評価する必要があり、法律により定められた方法により評価をしていくことになります。相続税申告における建物の評価は、土地と建物に分けて評価を行うため、固定資産税評価額、土地の評価は路線価で評価したものが評価額となります。
【土地の評価】土地の時価である路線価を用いて評価します。路線価は、国税庁のホームページで確認できます。路線価から計算された評価額をもとに、対象地の形状や面積、周辺の環境などを考慮することで評価額を下げることが可能となります。なお、路線価が定められていない地域もありますので、そのような土地には倍率方式という方法を用いて、地域によって異なる一定倍率をその土地の固定資産税評価額に乗じて計算します。
【建物の評価】固定資産税評価額を用いて評価します。固定資産税評価額は、固定資産税納税通知書で確認できます。通知書の“価格”と記載されている数字が固定資産税評価額です。課税標準額ではありませんので注意してください。
路線価、倍率方式のどちらの場合でも、適切な評価算出のためには専門的な知識を要します。相続税額の算出は一筋縄ではいかない作業となるため、相続税申告の知識と豊富な経験を持った専門家に依頼することが、最終的な相続税額の負担軽減に繋がります。相続税申告申告が必要な場合は、相続税申告を専門とする税理士にご依頼ください。
一宮相続遺言相談センターは相続税申告の専門家として、一宮エリアの皆様をはじめ、一宮周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。
一宮相続遺言相談センターではご依頼いただいた皆様の相続税申告について、一宮の地域事情に詳しい専門家が親身になってサポートさせていただきます。まずは一宮相続遺言相談センターの初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。一宮相続遺言相談センターのスタッフ一同、一宮の皆様、ならびに一宮で相続税申告ができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。
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