相談事例

テーマ | 一宮相続遺言相談センター - Part 31

江南の方より相続税申告についてのご相談

2021年02月15日

Q:自分で行う相続税申告について、税理士の先生にお伺いしたいです。(江南)

江南在住の60代女性です。江南市内の病院に長らく入院していた夫が、先月末に容体が急変し亡くなりました。いまは葬儀も終わり少し落ち着いてまいりましたので、相続手続きの準備をし始めたところです。相続人にあたるのは、妻である私と、江南近郊に住んでいる息子ということになります。息子によれば、夫が生前に所有していた財産は預貯金のほかに自宅、土地、不動産数件で、それらのおおよその価格を計算してみると相続税がかかることが分かったそうです。相続税申告は書類などを用意するのも手間がかかりますし、そもそも手続きが難しいでしょうから、私は専門家の方にすべてお願いしようと考えていました。しかし息子は、相続税の計算も手続きも全部自分でできるから余計なお金をかけるなというのです。計算違いがあっても大変ですし、なにより息子は仕事も忙しく、一切を抱え込んでしまうのは大変なのではと心配しています。相続税申告に関して詳しくなくとも、自分一人で手続きをすることは可能なのでしょうか。(江南)

A:ご自身での相続税申告は可能ではありますが、税務に関する知識がない方には負担が大きいため、税理士に依頼したほうが安心です。

現在多くの税金は申告納税方式をとっており、申告が必要な人が自らその額を計算して税務署に申告納税をしなければいけません。相続税もその制度を採用している税金の一つです。そのため相続において申告が必要と判断される場合、期限である10ヶ月以内に申告書を作成し納税までを済ませることになります。

実際のところ、ご自身で手続きを行われる一般の方もいらっしゃいます。しかし、相続税申告を専門としている税理士に任せてしまったほうが安全かつスムーズです。
相続税申告というのは複雑なものです。十分に理解しないまま申告してしまうと、本来の税金のほかにも過少申告加算税や延滞税といったペナルティが課されてしまう恐れもあります。特に不動産に関しては正しい知識を持ち合わせていないと、適正な評価額を算出できず、余計に相続税を支払ってしまうというリスクもあります。また、相続税の計算を行うためには遺産の分割方法について相続人間での合意が取れていないと正しい納税額を算出てきませんが、遺産分割協議までに戸籍や財産の調査を行わなければいけないうえ、すんなりと遺産分割協議がまとまるとは限らないので、おそらく予想以上に時間や手間がかかります。

このように、相続税申告の手続きは難しく、膨大な時間と手間が掛かる上にスピードも求められます。そのため、多くの方が税理士に申告業務の代行依頼をしていらっしゃいます。

一宮相続遺言相談センターでは、江南エリアにお住まいのお客様より、相続税申告に関するさまざまなご相談を数多くお受けしております。江南の地域事情にも詳しい相続税のプロが丁寧にヒアリングし、スムーズなお手続きを実現いたします。はじめてのご相談は無料ですので、是非お気軽にご利用下さいませ。江南のみなさまからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

小牧の方より相続財産の評価についてのご相談

2021年02月15日

相続財産の不動産がありますが、相続税における評価額が分かりません。どのように計算するか税理士の先生にお伺いしたいです(小牧)

3か月前に小牧の実家で一緒に生活していた父が亡くなりました。母は数十年前に亡くなっているため、相続人は同居していた私と、小牧とは別の場所にて暮らしている妹になります。父は小牧の自宅の他、預貯金や株式、投資信託等、複数の種類の財産を所有しておりました。ざっと計算しただけでも確実に相続税申告が必要となる額にはなるかと思います。
妹と2人で相続税申告の準備を進めてきましたが、自宅不動産の正しい評価額が分からずに困っています。世の中には不動産を評価する基準がいくつかありますが、相続税を行う時にはどのような方法で計算すればよいのでしょうか(小牧)

A:建物は固定資産税評価額、土地は路線価方式もしくは倍率方式で計算したものが相続税評価額となります。

不動産は現金や預貯金のようにその額が目に見えて分りやすいものではないため、相続税の評価において最も難しく専門的な知識を要するとされています。土地の形状や環境によっても変わりますが、まずは一般的な評価額の算出方法についてお伝えします。

【土地の場合】
土地は原則、宅地、田、畑、山林といった地目ごとに評価をすることになります。今回の場合ご自宅の土地ということですので、地目は宅地かと思われます。
土地の評価方法には路線価方式と倍率方式の2種類があります。路線価方式は、道路に面する標準的な宅地の1㎡あたりの価額である路線価を用いて計算する方法です。この路線価に土地の形状等や環境を考慮した補正率と地積を乗じて評価額を算出します。
路線価が定められていない地域については倍率方式を用います。倍率方式では対象の地域の地目ごとに倍率が定められているため、この倍率にその土地の固定資産税評価額を乗じることにより評価額が計算できます。

【建物の場合】
固定資産税評価額を相続税評価額とします。固定資産税評価額は納税通知書の中にある課税明細書で確認が可能です。

正しい相続税評価額を算出するのには、専門的な知識を要します。すべての土地が整形地ではないため、土地の条件によっては補正を行わないと適正な額にならないためです。補正を行うには細かい税務の知識や判断できる経験が必要となるため、一度専門家にご相談いただくことをおすすめします。

一宮相続遺言相談センターでは経験豊富な税理士が小牧の皆様の相続税申告のサポートをおこなっております。小牧の近隣にお住いの方や小牧にお勤めの方の相続税相談を受け付けておりますので、まずはお気軽にお問合せください。小牧の皆様からのご連絡をお待ちしております。

岩倉の方より相続税についてのご相談

2021年01月14日

Q:相続税申告が必要なようです。税理士の先生に相続税についてご教授願いたいです。(岩倉)

先日、岩倉に住む80歳の母親が他界しました。母は15年前に亡くなった父より岩倉市内に点在する不動産を複数相続していました。その他、預貯金や株式、投資信託などの金融資産を保有していたため、総額を考えると相続税申告は必要のようです。相続人は私と弟の二人になりますが、父が亡くなった際の相続は母に任せっきりだったため、全く手続きについて分かっていません。そもそも母の財産についても様々な種類のものがあり、どの財産が相続税の課税対象となるのかも理解していません。勝手に進めてしまった結果、問題が生じてしまうのを不安に感じています。まずはどのような財産が相続税の課税対象になるのかを確認したく、税理士の先生と面談の機会を取りたいと思っています。(岩倉)

A:相続税の計算を行う際に相続税の課税対象となる財産がすべて含まれるよう、きちんと調査を行いましょう。

一宮相続遺言相談センターにお問い合わせいただきありがとうございます。ご相談者様がご心配を抱えていらっしゃる通り、相続税申告はきちんと準備を進めていかないと、申告期限に間に合わなかったり、相続税申告を期日通りに行っても不備があるとペナルティとしての税金を課せられてしまう可能性があります。

まずはお母様の遺産について課税対象の財産であるかを確認してみましょう。課税対象となる財産及び課税対象外の財産は以下の通りになります。

【課税対象の相続財産】

  • 土地、家屋 、土地に有する権利
  • 構築物
  • 事業用、農業用財産
  • 有価証券、預貯金
  • 家庭用財産
  • みなし相続財産(非課税枠を超える分)
  • 乗り物
  • 相続や遺贈により財産を取得した人が被相続人の死亡前3年以内に受けた贈与
  • その他

【非課税の相続財産】

  • 国や地方公共団体、特定の公益法人に寄附した財産
  • 心身障害者共済制度に基づいて支給される給付金を受ける権利
  • 生命保険金(相続人が受取った生命保険金のうち「500万円×法定相続人数」まで非課税となる)
  • 死亡退職金の一部(相続人が受取った退職金のうち「500万円×法定相続人数」まで非課税となる)
  • 祭祀財産(墓地・仏壇・仏具等)
  • その他

 

基本的にお母様が生前所有していた財産のほとんどは相続税の課税対象となる財産になるかと思われます。相続税を計算するには前提として対象となるすべての財産の評価額を算出しなければ行えません。その為、相続税の申告書に相続財産の漏れがないよう、事前に財産調査を行い、財産の証明となる書類を準備しておきましょう。特にお母様は不動産を複数所有していたとのことなので不動産評価が重要となります。相続税申告における不動産の評価は財産評価基本通達の内容を基準とし、きちんと計算しないと適正な額を算出することができません。非常に専門的な分野でありますので相続税に特化した税理士に相談することをお勧めいたします。

 

岩倉にお住まいの皆様、相続税の申告など相続に関係するお困り事は一宮相続遺言相談センターにおまかせください。岩倉の皆様それぞれのご状況に対応し、知識豊富な専門家が初回無料相談を行わせていただきます。岩倉近郊にお住まいの皆様、まずはお気軽に無料相談へとお越しください。

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