一宮の方より相続税についてのご相談
2018年11月06日
Q:アパートを建てると、相続税が少ないのは本当ですか?(一宮)
アパートを建てた場合には、相続税が少ないと聞きました。本当ですか?またその理由を教えてください。一宮にアパートの建築をしたいと考えています。(一宮)
A:アパートを建てた場合には相続税は少なくなります。
理由は、アパートは土地、建物ともに評価額が低いので結果的に相続税は少なくすみます。
まず土地についてですが、アパートを建てた土地は貸家建付地として評価されます。貸家建付地としての評価は自用地の評価に比べると評価が低くなります。貸家建付地の評価は借地権割合によって異なりますが、自用地にくらべ約8割ほどの評価となります。算出方法は下記になります。
貸家建付地の評価額 = 自用地の評価額 × (1-借地権割合×借家権割合×賃貸割合) |
また、建物は取得価額で評価するのではなく、固定資産税評価額での評価になります、固定資産税評価額は取得価額より低い為、評価額は低くなります。さらに、その評価額から借家権割合を減額することができます。
貸家 = 固定資産税評価額 ×(1-借家権割合×賃貸割合) |
さらに、アパートを建てた際、ローンを組んだ場合にはこの借入額もマイナスの財産として差し引くことができます。
これらの理由により、アパートを建てた場合には土地・建物の評価額が低いため、結果的に相続税額が少なくなります。この為、アパート建築は相続税上では、メリットがありますが、ローンでアパートを建てる場合には借入額も大きい額となります。相続税が少ないからという理由だけで安易に建築しようとせず、将来の事をしっかりと考えて検討していきましょう。
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