一宮の方より相続税に関するご相談
2024年03月04日
Q:相続税の申告が必要になりそうです。税理士の先生、手続きの流れを教えてください。(一宮)
先日、一宮の実家に住む父が急逝しました。相続税申告が必要になりそうなので、税理士の先生にアドバイスを頂きたくご連絡いたしました。
父自身、祖父の相続の際に相続税申告を経験していたそうで、父の相続の際にも相続税申告が必要になるだろうから心づもりしておくようにと父から言われていました。しかし、こんなに早く父が亡くなるとは思っていなかったので、私には相続税についての知識がまったくなく、こんなことならもっときちんと父から相続税申告についての話を聞いておけばよかったと後悔しています。
税理士の先生、どのような流れで手続きを進めればよいか教えていただけますか?また、財産の中には相続税がかからないものもあると聞きました。どんな財産が相続税の対象になるのかも併せて教えていただけますと幸いです。(一宮)
A:相続税申告までの流れをご説明しますが、ご不安であれば相続税を専門とする税理士にご相談ください。
まずは相続が開始してからの流れについて簡単にご説明いたします。
- 法定相続人の確定
…法定相続人を第三者に証明できるよう、戸籍を収集し法定相続人を確定します。 - 財産調査
…遺産分割や相続税申告、各種財産の名義変更などの手続きを間違いなく進めるために、相続の対象となる財産を調査をします。 - 遺産分割協議
…財産調査の結果明らかになった遺産をどのように分け合うか、相続人全員で協議して決定します。 - 相続税申告
…取得した遺産総額が、相続税の基礎控除額を超えた場合、相続税申告が必要となります。 - 取得した財産の名義変更
…不動産や預貯金など、被相続人名義の財産を取得した人の名義に変更します。
以上が相続の一般的な流れです。相続税申告のためには財産の調査が必須となりますが、ご相談者様のおっしゃる通り、財産の中には相続税が非課税となるものもあります。以下に例を挙げますのでご確認ください。
【相続税の課税対象の財産】
- 預貯金、有価証券
- 建物、土地、土地に有する権利
- 構築物
- 乗り物
- 家庭用財産
- 事業用、農業用財産
- みなし相続財産
- 相続や遺贈により財産を取得した人が、被相続人の生前に受けた贈与
※生前贈与で持ち戻される期間はこれまで3年間とされていましたが、法改正により、2024年1月1日以降は持ち戻し期間が3年から7年へ徐々に延長され、最終的に7年分が持ち戻されることになりました。 - その他
【相続税が非課税となる財産】
- 墓地、墓石、仏壇、仏具などの祭祀財産
- 国、地方公共団体、特定の公益法人に寄附した財産
- 心身障害者共済制度に基づき支給される、給付金を受け取る権利
- 死亡保険金(相続人が取得した死亡保険金のうち、非課税枠(500万円×法定相続人の数)の範囲内)
- 死亡退職金(相続人が取得した死亡退職金のうち、非課税枠(500万円×法定相続人の数)の範囲内)
- その他
一宮にお住まいの皆様、相続税申告なら相続税を専門とする税理士にお任せください。一宮相続遺言相談センターの税理士は相続税申告一筋でこれまで一宮の皆様の相続税申告をお手伝いしてまいりました。その中で培った知識をノウハウを駆使し、一宮の皆様の相続税申告が円滑に終えるようサポートいたしますので、どうぞお気軽に一宮相続遺言相談センターの初回無料相談をご利用ください。