一宮の方から相続税申告についてのご相談
2023年09月04日
Q:税理士の先生、相続税申告の対象となる財産について教えてください。(一宮)
相続税申告について教えてください。先日一宮に一人で暮らしていた父が亡くなり、相続が発生しました。父が亡くなったのも突然のことでしたし相続も初めてなので、何も知識がなく困っています。
父は一宮に不動産を複数所有していましたし、預貯金もそれなりの額があるため相続税申告は必要だろうと思います。私には母も兄弟もおらず、相続人は私だけのため、相続税申告まで私一人で行わなければなりません。私なりにインターネットなどで調べてみたところ、相続税申告には期限があるとわかり焦っています。まずは財産調査から始めようと思っているのですが、相続税のかかる財産とかからない財産があるようで、その違いも分かっていません。税理士の先生、お力を貸していただけないでしょうか。(一宮)
A:相続税申告の際、課税対象となる財産と非課税となる財産についてご説明いたします。
まずはじめに、相続の開始(被相続人の死亡)から相続税申告までの流れをご紹介いたします。
- 相続人の調査…被相続人の戸籍を収集し、相続人の相続関係を客観的に証明します
- 相続財産の調査…財産の名義変更や相続税申告を間違いなく進めていくために調査をします
- 遺産分割協議…遺産分割方法について、相続人全員で話し合って決めます
- 相続税申告…相続などで取得した遺産総額が、基礎控除の金額を超える場合に申告が必要です
- 相続財産の名義変更…被相続人名義の不動産や預貯金などを相続人に名義変更をします
以上が大まかな流れです。一宮のご相談者様のおっしゃる通り、相続税申告の際に課税対象となる財産と非課税となる財産があります。主な例を以下に挙げますのでご確認ください。
【課税対象となる相続財産】
・有価証券、預貯金
・土地、家屋 、土地に有する権利
・家庭用財産
・事業用、農業用財産
・乗り物
・構築物
・みなし相続財産
・被相続人の死亡前3年以内に、相続や遺贈により財産を取得した人が被相続人から受けた贈与
など
【非課税の相続財産】
・墓地・仏壇・仏具などの祭祀財産
・国・地方公共団体・特定の公益法人などに寄附した財産
・心身障害者共済制度に基づき支給される給付金を受ける権利
・死亡退職金の一部
※相続人が受取った退職金のうち、「500万円×法定相続人数」までは非課税となります
・生命保険金
※相続人が受取った生命保険金のうち、「500万円×法定相続人数」までは非課税となります
など
一宮の皆様、相続税申告は準備に手間も時間もかかるうえ、計算も非常に複雑です。一宮にお住まいで相続税申告の期限内に申告・納付を終えることに不安を感じる方は、一宮相続遺言相談センターへご相談ください。相続税申告についての知識と実績が豊富な税理士が、一宮の皆様の相続税申告が円滑に終えるよう迅速かつ正確に対応いたします。まずは一宮相続遺言相談センターの初回無料相談をご利用ください。一宮の皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。